海外の無修正サイトへ登録しようとすると、サイト名とは別に「D2Pass」という名前が出てきます。共通のログイン画面が現れるため、これが何なのか分からないまま進んでよいのか迷う場面です。
先に結論を書きます。D2Passは、複数のサイトで同じIDとパスワードを使えるようにする共通アカウントの仕組みです。ただし、実際に見られるのは自分が登録したサイトだけで、1つ契約すれば加盟サイト全部が見られるわけではありません。ここを取り違えると、契約数と支払額の見通しが最初からずれます。
この記事では、D2Passが何をまとめていて何をまとめていないのか、退会やプラン変更で何が制約になるのかを整理します。
D2Passがまとめているのは「入口」
D2Passが共通にしているのは、ログインに使うIDとパスワード、そして購入手続きの窓口です。公式のヘルプでは、同じIDとパスワードで購入が可能である一方、利用したいサイトごとに入会案内のページから手続きが必要だと案内されています。
つまり共通なのはアカウントと決済の入口であって、視聴できる範囲ではありません。1つのIDで複数のサイトを渡り歩けるのは、それぞれに登録を済ませた場合の話です。契約前にどこまで中身を確かめられるかはお試し方法で選ぶに整理しています。
サポート窓口も共通で、加盟サイトをまたいだ問い合わせを1か所で受け付ける形になっています。
「1つ登録すれば全部見られる」は成り立たない
ここが最も誤解されやすい点です。公式ヘルプの「登録すれば全てのサイトで利用できるのですか」という項目には、ご登録のサイトのみ利用が可能とはっきり書かれています。
共通アカウントという言葉から、動画配信サービスのプラン変更のように「1契約で全部」を想像すると外れます。3つのサイトを見たいなら、3つそれぞれに申し込み、3つ分の料金が発生します。
複数サイトを横断して見たい場合に選ぶのは、共通アカウントではなく横断型・見放題型のプランを持つサービスです。方式そのものの選び方は料金方式の選び方で整理しています。
掲載サイトのすべてがD2Pass系ではない
もうひとつ押さえておきたいのが、当サイトで扱っている20サービスのうち、D2Passの共通アカウントで手続きするのは9サービスだということです。残りは別系統の決済・アカウントで動いています。
そのため「D2Passに登録したから、気になっているあのサイトもすぐ入れる」とは限りません。申し込み画面でどのアカウントを作らされているのかは、サイトごとに確認する項目です。
逆に言えば、D2Pass系のサイトを複数使う予定があるなら、IDとパスワードの管理は1組で済みます。増えるのは契約とその請求だけです。
退会の手続きは2つの層に分かれる
D2Passまわりで請求が止まらない原因になりやすいのが、退会が2層構造になっている点です。公式ヘルプでも「自動継続(会員制)サイトでの退会」と「D2Pass自体の退会」が別の項目として並んでいます。
- 各サイトの会員をやめる:そのサイトの継続課金を止める手続き
- D2Pass自体を退会する:共通アカウントそのものを消す手続き
この2つは別の手続きとして案内されています。請求を止めたい場合は、アカウントを消すことだけを目的にせず、契約中の各サイトの退会手順を確認してください。明細に出る名義はサイト名ではないため、どの契約が残っているかは支払いとカード明細の読み方とあわせて確認すると整理しやすくなります。
契約しているサイトそれぞれについて、退会手順を確認するという進め方が確実です。更新日と解約期限のサイト別条件は自動更新と解約の注意点にまとめました。
プランの変更には方向の制限がある
長めのプランで契約したあとに短いプランへ戻せるか、という点にも制限があります。公式ヘルプでは、3ヶ月・6ヶ月会員で登録した自動継続サイトのプランについて、1ヶ月・3ヶ月へのダウングレードはできないと案内されています。
この条件に当てはまる場合は短くする方向へ動かせないため、期間は後から軽く直せる設定ではありません。長期のプランほど「使い切れるか」を先に考える必要があり、月あたりの金額だけで決めると身動きが取りにくくなります。実際の変更可否はプランごとに案内が異なるため、申込画面で確認してください。
アカウントに付いてくるもの
D2Passのアカウントには、視聴以外の機能もぶら下がっています。公式ヘルプで案内されているのは、会員ランク、割引クーポン、D2ポイントといった仕組みです。
ポイントは商品や単品動画と交換できる形で、交換した単品動画の視聴期限は交換した時点から3日間とされています。ポイントで交換したものは、購入した作品と同じ扱いではありません。
これらは契約を続けるほど関わってくる要素ですが、最初の判断材料としては優先度が下がります。まず見るべきは料金と更新条件です。
セキュリティはアカウント側で守る部分がある
共通アカウントは便利な反面、1組のIDとパスワードが複数サイトの入口になります。公式のセキュリティ案内では、他社サービスとパスワードを使い回さないこと、公式サイトからのみログインすることなどが挙げられています。
共通アカウントだからこそ、パスワードの使い回しは影響範囲が広くなります。ログインは検索結果やメールのリンクからではなく、公式サイトを開いて行う習慣にしておくと安全側に倒せます。
登録前に確認しておくこと
- 申し込もうとしているサイトがD2Pass系かどうか(申し込み画面で確認できます)
- 見たいサイトが複数あるなら、その数だけ契約と請求が発生すること
- 選ぼうとしているプランの期間と、変更できる方向に制限がないか(3ヶ月・6ヶ月で登録した自動継続サイトは短い方へ変更できないと案内されています)
- 各サイトの退会手続きの場所(契約したサイトごとに必要)
- パスワードを他のサービスと使い回していないか
- 申込完了のメールを残しておく(後から請求と突き合わせるため)
D2Passでよく出る疑問
D2Passに登録すれば、加盟サイトはすべて見られますか
見られません。公式ヘルプでは、利用できるのは登録したサイトのみと案内されています。同じIDとパスワードで購入手続きができるという意味での共通アカウントです。
掲載されているサイトはすべてD2Passですか
いいえ。当サイトで扱う20サービスのうち、D2Passの共通アカウントで手続きするのは9サービスです。残りは別系統なので、申し込み画面で確認してください。
D2Passを退会すれば請求は止まりますか
各サイトの会員退会とD2Pass自体の退会は、別の手続きとして案内されています。請求を止めたい場合は、アカウントの退会だけで済ませず、契約中の各サイトの退会手順を確認してください。
契約中のプランを短いものへ変えられますか
3ヶ月・6ヶ月会員で登録した自動継続サイトについては、1ヶ月・3ヶ月へのダウングレードはできないと案内されています。期間は最初に決める前提で選んでください。
ポイントで交換した動画はいつまで見られますか
交換した時点から3日間とされています。その間はストリーミングで何度でも視聴できる形です。購入した作品とは扱いが異なります。
複数のサイトを使う場合、ログイン情報は増えますか
D2Pass系のサイト同士であれば、IDとパスワードは1組で済みます。増えるのは契約と請求のほうです。
最後に
D2Passは「入口をまとめる仕組み」であって、「見られる範囲をまとめる仕組み」ではありません。この一点を押さえておけば、契約数と支払額の見通しは最初から合います。
見たいサイトが複数あるなら、共通アカウントに期待するのではなく、横断して見られるプランがあるかを確認するほうが早道です。各サイトの条件は総合比較で並べて見られます。