「ダウンロードできるか」で選ぼうとすると、可否だけでは判断が終わらないことに気づきます。できると案内されていても、本数の上限や期間の条件が付いていることがあるためです。

先に結論を書きます。保存の条件は、可否ではなく「何本まで」「いつまで」「どこに保存されるか」の3つで決まります。今回確認できた範囲では、会員種別で本数が決まるサイト、購入日から3ヶ月という期間が付くサイト、サイト側の仕組みに保存するサイトがあり、条件の形がそれぞれ違いました。

この記事では、公式の案内で確認できた保存の条件を並べます。再生できないときの対処や方式そのものの違いはストリーミングとダウンロードの違いで扱っているので、ここでは契約前に比べる材料に絞ります。

保存の条件は3つの軸で決まる

確認していくと、条件は次の3つに整理できます。

  1. 本数:一定期間に何本まで保存できるか
  2. 期間:いつまで保存の操作ができるか
  3. 保存先:手元の端末か、サイト側の仕組みか

「ダウンロード可」と書かれていても、この3つのどれに制約が付くかはサイトによって違います。3つを別々に確認しないと、契約したあとで想定とずれます。

カリビアンコム:会員種別で本数の上限が決まる

カリビアンコムでは、会員種別によってダウンロードの本数に上限が案内されています。VIP会員は30日ごとに2本、スーパーVIP会員は30日ごとに5本までという条件です。

定額のサイトなので「見放題=好きなだけ保存できる」と考えやすい部分ですが、ストリーミングで見る範囲と保存できる本数は別の条件になっています。手元に多く残したい使い方だと、ここが上限になります。

会員種別によって条件が変わるため、申し込むプランがどちらに当たるのかは申込画面で確認してください。

Pikkur:購入日から3ヶ月という期間の条件

Pikkurの入会ページには、購入日から3ヶ月までダウンロード可能という条件が示されています。本数ではなく期間で区切る形です。

契約している間ずっと同じ条件で保存できる、という書き方にはなっていません。期間が過ぎたあとの扱いは、入会ページの範囲では確認できていません。長く使いながら少しずつ保存していく想定なら、この条件が効いてきます。

HEYZO:保存先がサイト側の仕組み

HEYZOの入会案内では、全プランの特典としてV-Rackへの動画保存が挙げられています。保存という言葉は使われていますが、示されているのはサイト側が用意した仕組みへの保存です。

手元の端末へダウンロードして残せるかどうかまでは、入会案内の範囲では確認できていません。第三者のレビューには保存方法を気にする声も見られます。保存を重視するなら、V-Rackが自分の使い方に合う仕組みかを申込画面で確かめてください。

1日あたりの制限とリセット時刻は共通の案内

本数制限のあるサイトについては、共通アカウント側のヘルプでも仕組みが案内されています。

  • 1日のダウンロード制限がある(方式はサイトによって異なる)
  • 途中までダウンロードした分も、1日のダウンロード数として計算される
  • 制限の解除(リセット)は日本時間の午前5時
  • 同日内であれば、同じ動画は何度ダウンロードしても1本分としてカウントされない

途中で止めた分がカウントに入るという点は、実際に引っかかりやすい部分です。回線が不安定な状態で始めて中断すると、見られていないのに1本分が消費されます。

心当たりがないのに制限にかかった場合の確認手順も案内されています。

交換して見る作品は、保存ではなく視聴期限の話

保存と混同されやすいのが、ポイントやチケットで交換して見る作品です。

ポイントを交換して見る単品動画はストリーミング再生で、視聴期限は交換した時点から3日間と案内されています。手元に保存する仕組みではありません。

まとめ買いチケットで交換した作品は、期限が切れるのは未使用のチケットのほうで、交換済みの作品は無期限で何度でもストリーミング視聴できるとされています。こちらも保存ではなく視聴の話です。チケットの仕組みはまとめ買いチケットの読み方で扱っています。

保存条件が効いてくる使い方

保存の条件が効いてくるのは、通信環境が安定しない場所で見る人と、気に入った作品を繰り返し見る人です。この2つに当てはまるなら、月額の金額より本数上限のほうが先に来ます。

逆に、保存を条件にしなくてよいのは、家の回線で見て、見たら次へ移る使い方の人です。この場合はストリーミングの快適さと作品の方向で選ぶほうが早く、保存条件を気にして選択肢を狭める必要はありません。

自分がどちらに近いかを決めてから条件を見ると、比べる項目が減ります。

保存を重視するときの確認順

  1. そのサイトの案内に、保存の可否が書かれているか
  2. 書かれている場合、本数の上限があるか(一定期間あたり何本か)
  3. 期間の条件があるか(購入日から何か月など)
  4. 保存先が手元の端末か、サイト側の仕組みか
  5. 上限にかかったとき、いつリセットされるか

この5つを申込画面で確認できれば、契約後に想定とずれる場面はかなり減らせます。料金方式から選び直したい場合は視聴スタイルに合う料金方式が先です。

確認できていないこと

今回の調査では、掲載している全サービスの保存条件をそろえて確認できたわけではありません。公式の案内で保存の条件を確認できたのは、この記事で挙げたサイトの範囲です。

また、保存したファイルを期間の経過後にどう扱えるのか、端末を変えた場合にどうなるのかといった細かい条件までは、公式の案内から読み取れていません。保存が契約の決め手になる場合は、申込画面と利用規約で個別に確認してください。

保存・ダウンロードでよく出る疑問

定額のサイトなら好きなだけ保存できますか

そうとは限りません。カリビアンコムでは会員種別ごとに30日あたりの本数上限が案内されています。ストリーミングで見られる範囲と、保存できる本数は別の条件です。

ダウンロードの制限はいつ戻りますか

共通アカウント側のヘルプでは、制限の解除は日本時間の午前5時と案内されています。

途中で止めたダウンロードもカウントされますか

途中までダウンロードした分も1日のダウンロード数として計算されると案内されています。ただし同日内であれば、同じ動画を何度ダウンロードしても1本分としてカウントされないとされています。

V-Rackに保存すれば手元に残りますか

V-Rackはサイト側が用意した保存の仕組みとして案内されています。手元の端末へダウンロードできるかどうかまでは、入会案内の範囲では確認できていません。

ポイントで交換した作品は保存できますか

ポイント交換の単品動画はストリーミング再生で、視聴期限は交換した時点から3日間と案内されています。保存する仕組みではありません。

保存できる期間に条件があるサイトはありますか

Pikkurの入会ページには、購入日から3ヶ月までダウンロード可能という条件が示されています。

最後に

保存条件は、可否だけを見ると判断を誤ります。本数・期間・保存先の3つに分けて確認すると、同じ「ダウンロードできる」でも中身がかなり違うことが分かります。

いずれも申込画面や入会案内で確認できる項目です。保存が契約の決め手になるなら、金額を比べる前にこの3つをそろえて見比べてください。